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WTA Finals 大坂なおみvsペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)

2019年のWTAツアーの獲得ポイント上位8人のよって争われるWTA Finals。

今年の初戦は世界ランク3位の大坂なおみと同6位のクビトバ(敬称略)。

 

このカードは今年の全豪決勝以来。その時は大坂が2−1で勝っている。

 

直近の成績は大坂は2大会連続優勝中、クビトバは10戦中6勝と大坂に分がある。

 

サービスゲームキープ率は大坂が77%で10位。クビトバが80%で4位。

互いに強力な1stサーブを持っているため、それをどうレシーブするかが勝負の鍵、の気がする。

 

試合が開始直後、大坂の1stが決まらずいきなりクビトバがブレイク。

以前から指摘されていることだけど、大坂の2ndは基本的にコースがボディで速度で変化をつけていくタイプでバリエーションが少なく、狙われて叩かれることが多い。今日もクビトバに狙われていたようで、2ndを叩かれてポイントを取られていた。

 

対するクビトバは1stの入りが良くないものの、セカンドを大坂のバック側に集めてポイントを重ねていく。

 

前回の全豪決勝でも序盤は大坂が左利き特有のサービスに苦しんでいたのが思い出される。

あのときは中盤から対応して行ったが今回はどうか。

 

そのまま互いにサービスキープで第8ゲーム。ここでだんだんクビトバの2ndを返す場面が増えてきた。そのためか、クビトバにダブルフォルトが2回出て大坂ブレイク。

大坂が2ndに対応し始めると、互いに1stをいかに入れるかが勝負になってくるが、第1setは1stの確率を次第に上げてきた大坂がタイブレークを制す。

 

ストロークの打ちあいになると、クビトバが長いラリーを嫌っているのかな?少し無理して早めに決めに行っている印象。最近の大坂のラリーの強さを警戒しているのか。そのため、当然ミスも増える。打ち合いだと大坂有利か?

 

第2セット、大坂の1stが確率を下げてしまい、ブレーク。でもすぐにブレークバック。今まではクビトバは大坂のバック側に2ndを集めていて、ブレークポイントのときに珍しくフォアを狙ったんだけど、大坂に反応で返されてしまった。これはクビトバかなり苦しいなぁ。

 

このまま第2セットも大坂かと思いきや、4-5からのサービスゲームでプレッシャーからか、クビトバブレークでセットカウント1−1。

 

ここでちょっと用事が入り、試合は横目で見ていたんだけど、大坂の1stがしっかり入るとやっぱり強い。

サービングフォーザマッチでもたつくのも大坂なおみあるある。一回ブレイクされるも二回目のSFMはしっかり取って勝負あり。

 

流石に10連勝中は伊達じゃない。

ここから、一位のバーティ、苦手のベンチッチと続くキツイ流れに弾みがついたかな。

対するクビトバも調子は悪くなさそうだし、グループが混戦になる可能性も高そう。

 

今日の試合を見る限り、大坂が調子がいいと誰が相手でも勝つのは難しそう。アンドレスクくらいかな、対抗できそうなのは。

優勝の本命大坂、対抗馬アンドレスク、大穴で前年覇者のスビトリーナといったとこでしょうか?

 

余談だけれど、今はサバレンカが来ている気がする。少し調子を落とす期間が続いていたけど、最近はエラーも減ってきてちょっと手がつけられない感じを出してる。

Finalsに出れていれば面白くなった気がするなー。来年に期待。