データでテニス観戦を楽しむ

海外テニスの感想等を書くブログです

ATPカップ

今年から新設されたATP主催の国別対抗戦、ATPカップ

国別対抗戦としては老舗のデビスカップとの棲み分け問題もありつつ、いち視聴者としては楽しませていただいております。

 

なぜかAbemaが全試合中継ということで、日本では最も観戦がしやすいテニス大会になってる気がする。少しでも日本での(日本人選手以外の)テニスの注目度が上がるといいね。

 

予選は試合数が多くて追えてない試合が多いもののざっくり分けると

調子良さそう

・シャポバロフ

・デミノー

・西岡

・ルード

・アンダーソン

・ホルカシュ

調子悪そう

・ズベレフ

・バシラシビリ

・イズナー

あとはチリッチもだいぶ悪いよりかな。勝ってはいるけどね。

 

特に注目はホルカシュかな。というか読みが難しいよ、ハルカッチとかもあるし。

今大会ティーム、シュワルツマン、チョリッチを3連勝で下しているのは凄い。

1st Serve points won、つまりファーストサーブが入ったときのポイント獲得率が70~80の間で安定していて、そうなればキープが安定してできる。

ストロークは身長の割にはハードワーカー。展開でポイントを取る感じではないけど、しっかり拾ってくるし前後にも走るよ。

ティームに勝ちきれたのは自信になるだろうね、全豪も注目。

 

対してヤバそうなのはズベレフ。

初戦のデミノー戦では14個のダブルフォルト、試合を通じての2ndサーブポイント獲得率が32%と2ndサーブがとにかく悪い。

ダブルフォルト自体は減っていったものの、ポイント獲得率はその後も、チチパス戦37%、シャポバロフ戦29%と低調。つまりは入れに行ったセカンドを露骨に狙われているっていうこと。

ベンチでも話しかけてきたコーチの父親を逆に怒鳴って泣かせたり、大荒れ模様。

直近の全豪という問題ではなく、もっと長期間のキャリアにまで不安を抱かせるようなATPカップでした。

もともとサーブ+ストロークの守備力で勝ってた選手なのでその一方が失われるときつよね。

 

と、これを書いている間にもチリッチがペラに負けました。チリッチの闇も深い。

 

決勝トーナメントはもう少し1試合にフォーカスして見ていこうと思います。

まだ2位チームからの勝ち上がりも決まってないことですし、どれを見るかはまだ未定。

カナダ上がってこないかなぁ、てかカナダは可能性あるのか?